DIY 日曜大工で家をつくる
 
・・・セルフビルドのノウハウ

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こんな家が出来ました

管理人手作りの家

DIYの基礎工事について考える(1)

家にしろ物置にしろ、素人が建物を自分でつくろうと考えたときにやっかいなのが、最初に基礎工事があるということでしょうか。

木材やトタン板などを切り刻んで組み立てるのはなんとか出来そうだし楽しそうだな・・・と思うけど、

土を掘り返したり重いコンクリートや砂利を扱って重労働をするという、大変な思いをしそうなイメージの基礎工事は出来れば避けて通りたい・・・



それに基礎は建物では一番重要な部分で、失敗したらやり直せない。


重くて硬いコンクリートの塊を、ラインを間違えてつくってしまったら・・・


コンクリートを流し込んでいるときに型枠が壊れて流れ出したら・・・


作ってみたはいいけど水平にならず凸凹してしまったら・・・・


はじめてやることなので不安が尽きない。




それに、やっぱり基礎工事は特に体力が要りますから・・・


「俺は何かをしたくてしょうがないんじゃーー!!」と
青春のエネルギーが有り余っていてその処理に困っている場合は、基礎工事を自分でやるのは格好の材料ですけどね(^^ゞ



実際、私の家づくりの工程を思い返してみても基礎工事だけは出来れば二度とやりたくないものですし、

全工程の中では、素人が取り組むにはいろんな意味で一番大変な工程だと思います。


そういうこともあって、「自分で家つくりました」「小屋建てました」「ログハウスつくりました」という話はたくさんあるけれど、基礎だけは業者に頼みましたというのが圧倒的に多い現状になっているのでしょう。


たしかにその方が安心だし、時間の節約にもなるし、現実的でいい選択肢だと思います。




でもセルフビルドは合理性だけで考えたらもともとかなりアウトサイダーな世界で、そこには自分のこだわりや価値観、思い入れが色濃く反映されますから、


「それでも自分で基礎工事までやっちゃう」

  というのは大いにアリなわけです。



・・で、仮設資材や重機など何も持たない素人が、どうしたら無駄なく楽に上手に基礎をつくることが出来るか? 少し考えてみたいと思います。





■ 独立基礎はどうだ?


基礎の種類には「べた基礎」「布基礎」「独立基礎」があって、皆さんよくご存知かと思いますが


独立基礎1個1個が連続せず独立した基礎


布基礎一般に逆T字型の連続した一体の鉄筋コンクリート基礎。


べた基礎は、
「直接基礎の一種で、建物の底面積全体を耐圧盤として設計されたものをいう。接地面積の増加による地盤の荷重負担が減り、基礎全体の剛性の高まりも期待できる。但し一般に布基礎などより基礎重量が増加する傾向がある。」

・・となっているようです。
※ 性能保証住宅設計施工基準(財団法人住宅保証機構)による




個人がDIYでべた基礎をつくるというのはあまり現実的でない気がしますし、ここでは考えません。


建てるのは小屋・物置程度から平屋建ての家、または2階建てであってもべた基礎にする必要の無い地盤の場合を想定します。


資材を持たない個人としては、なるべく型枠材などの一度きりしか使わない材料で無駄を出すことなく、出来ることなら簡単に基礎をすませたいところでしょう





その点、独立基礎はところどころ点状に穴を掘るだけで良さそうだし、型枠材も少なくていい。


ボイド管という丈夫な紙製の管を使えば型枠がわりにもなるし、さらに簡単に済ませるなら市販のコンクリート沓石(羽子板付き)を使う手もある。


ちなみにボイド管は、径30センチのもので1mあたり千円程度です。




さて、地盤が良好で独立基礎でも大丈夫そうなところへ建物を建てようと思ったとき、建物の面積が10平方メートルを超えるか超えないかで、条件が大きく変わってしまいます。


10平方メートルとは3坪ですから、6畳ということになります。


6畳までなら建築確認は不要なので、他に何の規制もない場所ならばどのように作ろうが自由自在。もちろん独立基礎 OK!


その気があればドームハウスだって作れるかも




土台に「継ぎ手」がある場合は、継ぎ手の直下には基礎がないと弱いのですが、
6畳までの建物ならば土台に「継ぎ手」を必要とすることはまず無いと思いますから、市販のコンクリート沓石を基礎にすることも出来ます。


台風常習地帯で強風の吹き荒れる場所ならば、市販のコンクリート沓石ごときの基礎では基礎ごと吹っ飛ばされるおそれがあるけれど、林に囲まれた小さな小屋なんかだと大丈夫でしょう。


簡単でいいですね。




でも6畳を超えると建築確認が必要になるため、事情が大きく違ってきます。


都市計画区域外であれば、県によっては木造2階建て以下で500平方メートル以下ならば建築確認不要というところもあるようですが、

一般的な場所では6畳という面積がひとつの大きな分岐点になります。




建築確認が必要だとどうなるのか?


当然、建築基準法を遵守しているかどうか審査されるため、さまざまな制約がでてきます。


建築基準法施工令第38条は基礎のことが書かれていて、
「建築物の基礎の構造は、建築物の構造、形態及び地盤の状況を考慮して国土交通大臣が定めた構造方法を用いるものとしなければならない。」
となっていますが、



じゃあ、
国土交通大臣が定めた構造方法って何よ?



これを定めた旧建設省の告示を読むと、結局、面積10平方メートル以内であるか若しくは門とか塀とかでない限り、最低でも布基礎にしなければならん!

という意味のことが書いてあります。



地盤の状況によってはべた基礎、若しくはさらに杭を打ち込んだ基礎にせよ!

ということで、厳密には地盤の調査結果をもって判断しなきゃならんということのようです。




例外的なケースを除いて一般には、独立基礎なんて論外!!


セルフビルドで家を建てようと自分で図面を書いて、独立基礎にして役所に確認申請を出しても、まず通ることは無い・・というわけです。  確認申請しないでやるなら別ですが (^_^;



独立基礎よ、さようなら (-_-)/~~~ 



ということで、次回から布基礎づくりについて考えます。


セルフビルドのための豆知識
 【目次】


設計って、何をすればいいの?(1)

設計って、何をすればいいの?(2)

家の設計図を描くには?

必要な図面の種類とは?(1)

必要な図面の種類とは?(2)

欠陥住宅にならないか?(1)

欠陥住宅にならないか?(2)

欠陥住宅にならないか?(3)

道具は何が必要?

バックホウを運転するには?

バックホウ運転資格取得講習体験記

生コンの「配合」って何?

鉄筋を加工するには?

工期が長いのは悪いことか?

「力」が必要なのはどの部分か?

重い材料を扱うには?(材木)

重い材料を扱うには?(屋根材)

重い材料を扱うには?(壁材)

模型をつくろう(1)

模型をつくろう(2)

模型をつくろう(3)

墨付けの原理

墨付けの道具(1)

墨付けの道具(2)

継ぎ手と仕口

丸ノコの話

基礎工事の材料、価格などについて

木材の手配(材木の価格、柱など)

木材の手配(人工乾燥材について)

木材の手配(集成材について)1

木材の手配(集成材について)2

材木の種類や寸法について

木材の手配(梁や土台について)

アウトレット建材店からの資材購入について

建築資材の手配について

トップライトの話

屋根の勾配のことなど

屋根工事の話

設備との関係

電気配線工事の話(1)

電気配線工事の話(2)

第二種電気工事士の資格を取るには? 筆記試験編

第二種電気工事士の資格を取るには? 技能試験編

自分で電気配線工事をする手順





工事の様子 【目次】 

基礎工事(1)

基礎工事(2)

住宅模型と、構造材の加工

軸組み

屋根

壁の下地

窓サッシ

外壁

床下地

階段

電気配線

電話線

断熱材

24時間換気システム

換気扇

水道・排水・浸透枡

トイレ

風呂(ユニットバス)

内装壁

天井

フローリング

建具ドア

自作網戸




さまざまDIY  【目次】

収納棚

押入れ

猫トイレ


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