DIY 日曜大工で家をつくる

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家の模型を作ろう (軸組み模型の作り方)

私のセルフビルドの経験から、設計する際に是非おすすめしたい楽しい作業

 ⇒ それが軸組み模型です。


これは、素人が自分で家をつくろうとするときに一番役に立つ、最高の「設計図」になりますよ(^^)v

(2×4工法の場合は「軸組み」自体がありませんから関係ないですけど・・・)



家の模型ではありますが、完成形を表現したものではありません。

だから全然可愛らしくありません。 無骨そのもの(笑)




が、しかし! 建物の構造を理解するには、これを作ってみるのが一番です!


なにしろ、
柱の位置や通し柱の配置、梁や桁のかけかた屋根の勾配はこんなもんで良いか、筋交いの配置やバランスはこれで良いか、各部屋の配置や1階と2階の上下関係は・・・などなどが、一発で確認できるので、

在来工法のセルフビルドなら、構造体設計の最終チェックがこれでできます。




模型といえども、接合部には、ちゃんとホゾを使うのですよ。

だから、細い軸だけで出来ているといっても、結構丈夫な模型になります。(^^)v


ちゃんとホゾを入れた模型だからこそ、刻みをするときに設計図とともに模型を見ながらやることで、素人でも
「ホゾの向きを間違えちゃった!」なんてことがなくなるのです。

私が実証済みです(^o^)




でも、プロは普通こんなもの作りません。それどころか大工さんは、ベニヤ板に縦横の線がはいった「板図」というものを見ただけで、軸組みのイメージがちゃんと理解できるのだそうです。

プロは慣れているからそれが出来るんでしょう。でも我々素人は図面だけで始めるのではなく、まず軸組み模型をつくることを是非おすすめします。


工作材料


ホームセンターに行くと、工作材料のコーナーにたくさんの小さな角材やら板切れやらが並んでいますので、これを使うのが簡単です。

あと、模型の台になるベニヤ板。

いろいろな断面寸法の工作材料

柱にするのは10ミリ角のもの、梁にするのは10ミリ×30ミリ程度のもの。

その他、垂木(タルキ=屋根を支える下地)や根太(ネダ=床を支える下地)にするのは、5ミリ角か、あるいは3×10ミリ程度でもよく、

作ろうとする家の設計図から、一番近そうなタイプの材料を買い込みます。



材料は、柱や梁などのホゾを加工する部材については、できればバルサ材がいいです。 よく売られているヒノキ材では硬すぎて加工が面倒なので、バルサのような軟らかい材がいいのです。

ファルカタ材も軟らかい方ですね。




   
ん? ここで疑問が・・・

柱の実際の太さは10センチ程度だから、その20分の1は、5ミリではないか。

10ミリ角では太さ20センチの柱ということになってしまう。 太過ぎではないか?



そうなのです。そうなのですが、軸の太さに関しては、正確に20分の1にするとかなり細くなり、ホゾを作るのが大変なのと、模型が壊れやすくなってしまうのです。

だから、軸の太さについては縮尺を無視します。


模型作りに必要な工具や小物類



工作の大半はカッターナイフで行い、ホゾ穴を掘るためにマイナスドライバーを使います。

ドライバーは、眼鏡のネジを回すときなどに使う、先端の小さなものが欲しいです。それと普通のサイズのものが1本。

この他には、墨付け用に鉛筆、三角定規やモノサシなど。もちろん差し金もgood。
組立用に木工ボンド、ハサミ、水糸(切れない細い糸なら何でもよい)

模型の縮尺


縮尺は20分の1が丁度良いようです。


私の家の例でいくと、実物の大きさは、東西方向約5メートル、南北方向約13メートル、高さ約8メートルなので、

模型の大きさは、25センチ×65センチ×高さ40センチとなりました。


この程度なら持ち運びも楽で、且つ詳細もよくわかると思います。


もし10分の1になってしまうと、幅1メートルを超える大きなオブジェになってしまい、置き場所に困るのでは?


模型をつくって奥さんの理解を得るどころか、喧嘩のタネになったりして・・・(^^ゞ


反対に40分の1程度だと、本当におもちゃのようで、「夢の形」からは程遠いと思いますので。

軸組み模型の作り方


まず、ベニヤ板の上に土台が設置されるライン上に線を引きます。これが基準線になります。


外周には必ず土台がありますから、平面図を見ながら、例えば長方形の家で東西方向が5間、即ち9.1メートルだとすれば、その20分の1の455ミリの線を引きます。

同様に、南北方向が4間、即ち7.28メートルであれば、364ミリの線を、東西方向と直角に引きます。

外周以外の間仕切り壁の下にも土台が入りますから、同じように線を引きます。


次に、今引いた線の両側5ミリずつ離れた位置にも、それぞれ平行に線を引きます。

つまり、それぞれのラインに3本の線が引かれたことになりますね。 この上に土台とする材料を、木工ボンドで接着します。


本当の家では、土台の下にコンクリートの「基礎」があるんですが、この模型をつくる目的が軸組みの理解を深めることにあるため、あえて基礎の模型までは作りません。

よって、ベニヤ板の上に直接土台を貼り付けます。

中央の線は土台の中心線、その両側は土台の際のラインです。

家の軸組みの設計は、基準となる線はすべて「中心線」で管理します。つまり柱のど真ん中を基準線が通っていることになります。

実際に土台の材料をベニヤ板に貼り付ける場合、基準線の真上では線が見えないので、際のラインを引いておくということなのです。


土台にする材料には最初からホゾ穴をあけておいても良いし、後からでもかまいません。

これ以降は、ひたすら材料のカット⇒ホゾ作り⇒ホゾ穴あけ などをして組み立てていきます。

まずは、梁とか桁などの、横に使う材料(=横架材といいます)すべてに、あらかじめマーキングしておくと便利。

画像のように、定規代わりにした板に添わせてマークすると早い。

ホゾ穴あけです。

マーキングした位置を中心としてそれぞれ5ミリ離れた2箇所に、小さなドライバーを工作材の軸方向と直角に刺し込みます。

工作材料のバルサ材はとても軟らかいので、これで簡単にあいてしまいます(^^)v

次に、ドライバーを突き刺した箇所の間に、カッターナイフの先端部分を、工作材の軸方向と平行に、ホゾ穴の幅をあけて2箇所に突き刺します。

幅3ミリ程度、長さ10ミリで長方形に掘ります。
やや大きめのマイナスドライバーで突き破ると、ホゾ穴の出来上がり。 ホゾ穴はすべて打ち抜きタイプになります。
次にホゾ(♂)作り。

カッターナイフで縦に切り目を入れ・・
横に切り目を入れ・・
こんな風にします。これが♂側のホゾになります。
ホゾを差し込んでみます。

バルサ材は軟らかいので、多少キツイかな? と思うくらいで丁度良く入ります。
軸組み模型には、ホゾで組んだこのような仕口がたくさんあります。

土台、柱、梁、桁、モヤを組んだら、筋交いをボンドで固定し、

細い工作材料を使って、床の根太とか、屋根下地となる垂木などを貼り付けていきます。

ホゾやボンドが使えない箇所があれば、糸で縛るなどして対応します。

ところどころに床板を貼ったりすれば楽しいですよ(^^)v


なお、土台などの横架材には通常「継ぎ手」がありますが、模型では継ぎ手をつくりません。

そこまでやると模型が弱くなるし、加工も難しく、やるメリットがなさそうです。


継ぎ手の位置を、模型の上にサインペンなどで書き込んでおくといいでしょう。


家の模型を作る最大の(?)メリット


じつは模型を作るメリットはもうひとつあります。


それは、これから作ろうとする
モノの形が、具体的に見えるようになることです。


奥さんに図面なんか見せたって「なにそれ?」ってなもんでしょうが、軸組み模型を見せれば一気に夢が膨らんでくるようです


人は、夢の形が具体的に見えはじめ、手が届きそうになってくると、俄然元気が出てくるもの。


無骨な軸組み模型でも、作った本人はそれを眺めて一人ほくそ笑んだりしますが、さらには、模型の部屋の床におもちゃのピアノや椅子、ソファーなどを置いてみると、・・・「夢のカタチ」はもうバッチリ(^^)v


もしあなたが自分で家をつくる夢があって、奥さんがそのことに反対しているか、あるいは興味がなさそうなら、模型をつくって見せることで激変するかも知れません。(笑)


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セルフビルドのための豆知識
 【目次】


設計って、何をすればいいの?(1)

設計って、何をすればいいの?(2)

家の設計図を描くには?

必要な図面の種類とは?(1)

必要な図面の種類とは?(2)

欠陥住宅にならないか?(1)

欠陥住宅にならないか?(2)

欠陥住宅にならないか?(3)

道具は何が必要?

バックホウを運転するには?

バックホウ運転資格取得講習体験記

生コンの「配合」って何?

鉄筋を加工するには?

工期が長いのは悪いことか?

「力」が必要なのはどの部分か?

重い材料を扱うには?(材木)

重い材料を扱うには?(屋根材)

重い材料を扱うには?(壁材)

模型をつくろう(1)

模型をつくろう(2)

模型をつくろう(3)

墨付けの原理

墨付けの道具(1)

墨付けの道具(2)

継ぎ手と仕口

丸ノコの話

基礎工事の材料、価格などについて

木材の手配(材木の価格、柱など)

木材の手配(人工乾燥材について)

木材の手配(集成材について)1

木材の手配(集成材について)2

材木の種類や寸法について

木材の手配(梁や土台について)

アウトレット建材店からの資材購入について

建築資材の手配について

トップライトの話

屋根の勾配のことなど

屋根工事の話

設備との関係

電気配線工事の話(1)

電気配線工事の話(2)

第二種電気工事士の資格を取るには? 筆記試験編

第二種電気工事士の資格を取るには? 技能試験編

自分で電気配線工事をする手順