DIY 日曜大工で家をつくる
 
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管理人手作りの家

木材の手配 人工乾燥材について

木材関係者の人たちは人工乾燥材のことをKD材(けーでぃーざい)と呼んでいます。

では乾燥されていない材料は?

それはと呼ばれます。

緑の葉っぱがまだついているような生の木材・・・という風なイメージですかね?




KD材(けーでぃーざい)とグリーン材

こういう、ちょっとした用語を知っていると、製材所などに電話して「KD材ですか、グリーン材ですか?」なんて聞き返されてもあわてません。


人工乾燥材というのは、生の材木を乾燥機という巨大な釜の中に入れて、主に蒸気などで温度や圧力を操作して、一週間程度の短期間で乾燥させた材料のことです。



人工乾燥材(KD材)だと何がメリットなのでしょう?

何しろ「乾燥していること」自体がもう素晴らしくメリットなのです。


メルマガの8月29日発行第14号「工期が長いのは悪いことか?」で書いたとおり、木材は生のうちはたっぷりと水分を含んでいるものの、

放っておけばいつかは周囲の湿度に応じた含水率に落ち着きますが、その過程で収縮して縮んでしまうのです。

  
 『8月29日発行第14号』のバックナンバーはこちら


生の木材で「短期間に」家を建てれば、壁の中に仕舞い込まれた材木が縮んで、緊結していたボルトが緩み、クサビが緩み、もうユルユルの軸組みになってしまいますね。


それを防ぐためにも人工乾燥材(KD材)だといいんです。



それだけでなく、施工する側にとってもいいことがあります。(^^)v


それは、KD材はきちんとカンナがかけられた状態で納品されることと、寸法が正確なこと、断面が正確な四角形になっていることです。


  
 あ・・当たり前だろう! と思いますか?


寸法が正確であるとか、断面が正確な四角形になっているというのは、当たり前なようでいて、実際はそうでもないんです。



KD材ではない、昔ながらの普通の材木、つまり未乾燥の材木を10本注文して届けられたとします。


寸法は3寸5分として、一辺が105ミリの正方形ですね。


ところが、届けられた材木を一本一本測ってみると、
102ミリ、103ミリ、105ミリなどまちまちです。


届いた材木をしばらくの間積んでおくと、徐々に乾燥してきますから、当然収縮を始めます。


すると、柱材などは縦に割れがはいったり、全体に反れたり、ひどいときには捩れたりするものもあるのです。


縦に割れが入ってしまうと、割れの入った面は盛り上がりますから正確な平面ではなくなってしまいます。こうなると、とても扱いにくいのです。



反れた材木は、それでもまだ使い道がたくさんありますが、捩れたりしたら「もう終わり」という感じです。


そして、普通の材木は製材所の帯ノコで挽いた状態のままなので、表面にカンナはかけられておらずガサガサですから、

見える内装に使う材料だった場合には、仕上げに自分でカンナをかけなければなりません。



ところがKD材は違います。

製材所では、はじめから大きめに製材しておいて乾燥させた後、乾燥に伴う反れや捩れを取るためにもう一度修正挽きをしてプレーナー(カンナ)をかけるのです。


出来上がった人工乾燥材は、きちんと直角が出ており、真っ直ぐで、しばらく置いておいても生材のように割れたり反れたりすることはかなり少ないです。

こうなると施工する方としては大変使いやすいですね。



でも値段が高いのでは?


わざわざ燃料費と日数をかけて乾燥し、修正挽きをするなどの手間をかけるわけだから当然高くなりそうです。


でも購入してみると、普通の材木より1割ほど割り増しなだけです。


未乾燥材で2000円のものなら2200円程度になるだけです。



今や建築用材木は乾燥していることが当たり前で、そうでない材木は見向きもされない傾向があるそうなので、製材所側としても乾燥にかかる経費を材木の価格に簡単には転嫁できないのではないかと思います。


素人の日曜大工の延長線上で自宅をつくってしまおうという人には、KD材は手頃な値段で手に入る、非常に使いやすい材料と言えるでしょう。


ただし、KD材といえども、使ってみたら縮んだとか、割れたというクレームはたくさんあるそうです。


なにしろ太い材木は、いかに人工乾燥といえども奥の、中心のほうまで均一に乾燥させるのは難しいのです。


まあ、木材は鉄などと違い生物の体だったものですから、反れたり割れたりすることが絶対無い!・・・・なんてことは有り得ないのでしょう。


次回は、KD材よりもっと楽な「集成材」について・・・




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