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DIY 日曜大工で家をつくる |
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勾配(=こうばい)というのは「傾き」のことですが、住宅の場合には「5寸勾配」とか「矩勾配(=かねこうばい)」などと呼ばれ、 水平方向の距離10に対して垂直方向にいくら上がるかを示しています。 5寸勾配というのは、水平方向に10メートル行って、垂直方向に5メートル上がる傾きの勾配です。 木造建築や木工の世界では、分度器にあるような何度何分という「角度」はほとんど使いません。 使われるのは「勾配」です。 では5寸勾配とは角度に直すと何度くらいか? これは約27度になります。 矩勾配(かねこうばい)は? これは底辺と高さが同じなので45度です。 さて、自宅の屋根はどのくらいの勾配にしたらよいか? 屋根の傾きが急であればあるほど雨水の流れは速くなり、逆流の可能性も低くなるため、いわゆる雨仕舞いが良くなり、雨漏りの危険は少なくなります。 さらに、屋根裏空間を高くとれるため、夏に屋根の熱が天井に届きにくく快適になるといわれているし、屋根裏部屋をつくるにも都合がいいでしょう。 でも、急勾配の屋根を自分で施工するのは大変です。 屋根の上を自由に歩き回れないので、それなりに足場を斜めにつくらなければならないし、完成後のメンテナンスもしにくいことでしょう。 逆に、勾配が緩すぎると雨仕舞いの点で不利になりますが、施工性は良くなります。 さて、私の自宅の屋根は4寸勾配にしました。約22度です。 スキーをする人ならば想像してみて下さい。 22度というのはスキー場でいうところの「中級コース」か、あるいは「初級コース」程度ですよね。 これが30度を越えるようになると「上級コース」となり、立って歩いて動き回るにはチト怖い。 まして45度となれば、スキー場では「超エキスパート向き」。下を見ると恐ろしくなるほどの勾配で、人が立って歩くのは困難です。 45度というのは、まさに「絶壁」の感覚なのです。 施工するときに楽で、しかもあまり緩すぎない・・・ということになれば4寸勾配くらいが丁度よいのではと思います。 ただし、これは個人的な好みの問題ですが、屋根勾配はある程度急なほうが、見た目に格好いいですね。 4寸勾配というのは施工上はいいけれど、格好良さの点ではもう少し急なほうがいいかな・・・と、私個人の感覚では思っていますが。
設計図を見ただけ、頭の中で考えただけでは実際のイメージがつかめないので、以前お話したように模型をつくってみることをお勧めします。 注意しなければならないのは、屋根材料を何にするかで最低勾配が決まっていることです。 瓦屋根の場合、瓦というのは厚みがあるため、重ね合わせると実際の表面の勾配が緩くなるためか、最低4寸以上の急勾配にする必要があります。 スレート系だと3寸勾配以上、トタン屋根なら1寸勾配以上からOKです。 さて、勾配の次に大事なのが屋根の形です。 巷に見られる新築住宅の屋根はどうしてこう複雑な形状が多いのか? 私はいつも疑問に思っているのです。 ハウスメーカーの設計士さんたちは、単純な切妻屋根は格好悪いとでも思っているのでしょうか? なにかアクセントがないと外見が地味過ぎて、商品価値が下がるとでも思っているのかな? 必ずどこかに段違いがあったりして、屋根に「谷」ができているのです。 複雑にすると、その分だけ余計に施工手間がかかり経費がかさむうえ、 屋根の「谷」は一番雨漏りがしやすい箇所なので、できれば設けないほうがよいのに・・・ セルフビルドの家ならば、屋根の形状は迷わずに単純な「切妻屋根」がお勧めです。 見た目にもすっきりとして美しいし、施工が単純で、そのために雨漏りの心配は限りなくゼロに近づきます。 屋根と外壁は、家の外見を決定付ける大事な要素なので、是非、図面のほかに模型もつくってみて確かめてみましょう。 ⇒ 我が家の屋根工事の様子 |
工事の様子 【目次】 ● 基礎工事(1) ● 基礎工事(2) ● 住宅模型と、構造材の加工 ● 軸組み ● 屋根 ● 壁の下地 ● 窓サッシ ● 外壁 ● 床下地 ● 階段 ● 電気配線 ● 電話線 ● 断熱材 ● 24時間換気システム ● 換気扇 ● 水道・排水・浸透枡 ● トイレ ● 風呂(ユニットバス) ● 内装壁 ● 天井 ● フローリング ● 建具ドア ● 自作網戸 さまざまDIY 【目次】 ● 収納棚 ● 押入れ ● 猫トイレ |
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