DIY 日曜大工で家をつくる

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自作の壁面収納棚が出来るまで part1

part1(本体作り) < part2(扉作り) < part3(仕上げ)

日曜大工で作った壁面収納棚です。

巾が1メートル75センチ、高さ1メートル50センチ、奥行き40センチあるので、けっこう大きなものです。なにしろ収納すべきもの(ガラクタ?)がたくさんあるので(^^ゞ

なるべく安い材料で、ヤボッたくない感じ・・・という目標に近づくため、あれこれ考えました。

これは割合簡単に出来る作り方なので、出来上がるまでの過程を順番に説明します。

材料費は全部で1万4千円でした。


扉は全部で8枚


各扉には、それぞれマスコットが・・


一番気に入っている狼頭巾だ〜!


【 材料費一覧 】
材料 数量 単価 金額(円)
棚板 OSB合板9.5mm 1.5枚 1000 1500
天板 ラジアタパイン集成材
    17×400×1820
1枚 2000 2000
本体&扉 枠材
    1×4材 6フィート
17枚 227 3859
本体&扉 枠材
    2×4材 6フィート
1枚 330 330
扉鏡板 シナ合板4mm 1枚 1760 1760
丁番  シルバーW=51 8組 147 1176
扉の取っ手 8個 100 800
ローラーキャッチ 8個 124 992
オスモオイル(パイン) 1/4缶 5600 1400
ビス類 少々 300
14117

簡単な収納棚の作り方 その1 
  取りあえず設計をしてみると・・・



この部屋の窓の下の壁に、壁面収納棚を作ろうと思います。

大きさは、巾は約1間(180cm)、高さが約150cm、奥行き40cmくらい。



(1) まずはサイズを決める


棚と棚の間をどのくらいにするかを、まず決めなくちゃ! ということで、

中に収納するものの大きさって、いったいどのくらいだろう? 


棚板と棚板の間隔
代表的なもののサイズを測ってみたら・・・



まっ、
大抵のものは45cmあれば十分ということが分かったし、全体の高さが150cmなので、高さを3分割して棚板をつけることにしました。


つまり、こんな感じになりました。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
 


実際にモノを収納できる高さの合計は、全体の高さから、それぞれの棚板受け材などの厚さを引いた値になるので、
1500 - 89 - 43 - 43 - 43 - 18 = 1264ミリ

これを3等分すると 421ミリになってしまい、これでは少し低いので、1段目と3段目を450ミリ確保して、残りを2段目にすることにしました。

収納空間の高さはそれぞれ、1段目=450 、2段目=364 、3段目=450ミリ に決定!



(2) 材料をどうするか?


収納棚は面で囲われた家具なので、材料のほとんどは、棚板、天板、側面板、扉などのになるもの。

なるべく安くて、そこそこカッコ良くなる材料にしたいなぁ〜

そこで、面になる材料の候補について、価格や長所・短所をあげてみたら、以下のようになりました。
OSB合板
合板類の値段が高騰している中にあって、同じ厚みならおそらく一番安く買える。

9.5ミリ厚のサブロク版(910×1820ミリ)が約1000円。

欠点はやはり見た目。いかにも下地っていう感じ。でも見ようによっては面白い模様に見える。

合板なので、切断面の小端・小口はそのままでは醜い。(何かで隠せば使える。)

シナランバーコア合板
合板とはいえ、表面はシナなので美しい。

塗装もしやすく、ウレタンニスを塗ればとても綺麗になる。切断面の小端・小口は、シナテープを張れば綺麗に隠せる。

でも最低15ミリ厚からとなり、強度は十分だけど、サブロク版で3200円程度と、合板にしては高い。

それに、表面が綺麗といっても、均一すぎて面白みはない。

パイン集成材
節有り、節無しの別はあれど、総じて無垢のパイン材に近い風合いで、無垢材よりずっと扱いやすい。

切断面も、もともと無垢材を張り合わせたものなので、何の処理をしなくても綺麗。

価格は、厚さ18、巾400、長さ1820なら2000円以上するため、サブロク版に換算すると4500円近くなり、一番高い。
パイン無垢材、またはSPF無垢材
SPFというのは「スプルース、パイン、ファー」の略で、ツーバイ材に使われる材料の総称。だからホームセンターに置いてある2×4材、1×4材などがコレ。

材料としては、木の風合いがあって切断面もそのままで問題なく、一番好みではあるけれど、こういうもので巾400ミリの板を作るには、現実には1×10材(=巾235ミリ)くらいの板を2枚はぎ合わせなければならず、正確にやるには木工の基礎知識と、それなりの道具が要る。
もちろん手間も・・・

価格は、厚さ19ミリの1×10材を使うとすると、サブロク版換算で2900円前後となり、シナランバーコア合板程度。そして重量も重くなる。

それに、無垢なので死節やヤニ、割れなどの欠点部分をのぞくと、実際に使える部分が限られ、本当の価格はもっと高くなる。

さらに、箱物家具に使うとなれば、無垢材特有の「収縮」や「反り」の対策をしておく必要があり、これも木工基礎知識と手間が必要。

なにかとメンドウですな〜
かまち組み
「かまち組み」というのは、無垢材などで枠組みを作り、その中に薄い板をはめ込んで面を作ることで、重量も軽く、材料費をあまりかけずに作れる方法。

強度的には外側の枠でもっているため、中にはめ込む板はペラペラの薄いものでも使えるし、板の種類によってイメージも様々変えられる。

価格的にも、材料の量自体が少ないこともあって割りと安くできるし、木材の収縮に伴う変形の影響も少ない・・・ということでメリットが多い。

作る手間はかかるけど(^_^;


んで、検討の結果どうなったというと・・・


棚板 OSB合板9.5ミリ厚にする。安いから・・

ただし強度の補強と、切断面を隠す目的で、端っこに無垢材(ツーバイ材)を併用する。

OSB合板は見た目がいかにも下地だけど、今回は扉付き収納であり、棚板はいつもは扉の裏側に隠れているので、まぁ、いいや(^^ゞ
天板 パイン集成材とする。なんたって見えるところだから。
扉と側面板 かまち組みとする。中にはめ込む板は、厚さ4ミリの薄いシナベニヤ。安くて軽くて狂いが少なく、メリットが多い。
面以外の枠材は? 安くて手に入りやすいツーバイ材を使うことにして、
主に、厚さ19ミリの1×4材(ワンバイフォー)と、1×4材を縦に半割りしたものを使用。

1×4材は巾が89ミリなので、それを縦に半割りすると、ノコ刃の厚さが3ミリとしても、(89 - 3)÷2 = 43ミリくらい。

   そして、裏面には何も貼らず、自宅の壁をそのまま利用します
     ⇒ 経費節減
 (^^ゞ



(3) 作る手順のイメージ


アパートと違い、自宅の作りつけ収納なので、壁面にビス類をバシバシ打って固定できるのがいいところ。

だから、壁面側の棚板受け材は、直接壁にビスを打って固定し、その上に棚板を乗せることにします。

イメージとしてはこんな感じ・・・
棚板を壁面に固定し、前方からは、棚板の前面を支えるための柱になる板を取り付ける。

扉は、棚板を支える支柱と支柱の間にはめ込むため、支柱の厚さと同じ厚みにする。

側面には、扉と同様「かまち組み」にしたパネルを取り付ける。

・・・という感じかなぁ

簡単な収納棚の作り方 その2 
  壁面収納棚の本体作り


まずは棚作り。

棚板は厚さ9.5ミリのOSB合板なので、厚さが薄く、そのままでは弱いので、前後に受け材をつけることにします。でも後ろ側は、受け材の上にOSB合板を乗せて、上からスリムビスで固定するだけでOK。

前側は、OSB合板の切断面を隠すため、受け材を、合板の厚み分欠きとってから乗せることにします。

前側の受け材は、2×4材を半割りしたものを使いました。

こういう欠き取り加工は、テーブルソーを使うと比較的安全・正確に出来るんですが、テーブルソーが無い場合は、丸ノコに平行定規をつけ、ノコ刃の出具合を調整してからカットすることになります。

私は今年テーブルソーを買ったので、こういう加工はすべてテーブルソーで行なっています。楽で便利で正確で、いいですよ〜(^^)
  
2×4材のサイズは 38×89ミリなので、これを半割りすると、ノコ刃の厚み分を3ミリとすると、(89-3)÷2=43ミリになります。

だからこの壁面収納棚の棚板受け材や支柱材は、2×4材や1×4材をそのまま使うか半割りするかなので、サイズは皆89ミリか43ミリになっています。
一番下の受け材は直接床面につくので、少し高さがあったほうが良いだろうということで、1×4材を使いました。巾89ミリをそのまま使います。
壁面に、棚板受け材を固定する高さを、マーキング。

2断目、3段目の高さを印した適当な板を壁面にあてて、印をつけてます。これで床面からの高さが一定(水平)になるはず。

受け材は、壁の中の間柱にビスを効かせて固定します。間柱が入っている位置はどこだろう?

自分で作った家なので、こういう時のために、巾木などに間柱位置の印をつけてるから、楽勝です(^^)v

一番下の棚板を取り付けて・・・

ただし、壁の一番下に『巾木』があるので、巾木に当たる部分は、あらかじめノコギリで切り取っておきます。

両サイドの支柱を、一番下の棚板受け材に固定して・・

ちなみに、棚板は支柱側から棚板受け材にビス固定しますが、それだけでは弱いので、あらかじめ支柱に適当な補強材を取り付けておきました。

棚板を、補強材の上に乗せかけることで、かなりの荷重に耐えるはず。

残りの棚板と、天板を取り付け。

それぞれ、支柱側から棚板受け材にビスを打って固定。

天板は、少し前に張り出してつけました。扉よりも1cmくらい前に出るように・・
最後に、中央の支柱を取り付けます。

これらのビス穴は後でダボ埋めして隠してしまうので、まずはφ8ミリのダボ穴をあけてから、スリムビスを打ち込みます。




壁面収納棚本体の出来上がり。

あとはこれに、8枚の扉と、右側面パネルを作って取り付けます。
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part1(本体作り) < part2(扉作り) < part3(仕上げ)


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