DIY 日曜大工で家をつくる
 
・・・セルフビルドのノウハウ
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階  段

こんな家が出来ました

管理人手作りの家


階段の製作です。


階段はただ単に2階へ上るための通路ではなく、家の中の面白空間のひとつだと私は思っています。2階にリビングを持ってきたので、階段の使用頻度がとても多いということになったのです。

日常頻繁に使う場所だから、普通の家にあるような急勾配の直階段ではなく、一段の踏み面(水平面)が27cm、蹴上げ(垂直高さ)が19cmと、最も歩きやすい緩めの勾配とし、且つ危険が少ないように、中間に踊り場を設けて折り返すように設計しました。

踊り場があることによって、上から下を見たときの恐怖感が薄れ、万一転げ落ちても、直階段よりは怪我が軽くなるはずです。

 
リビング側から階段を見下ろす
DIY階段政策途中  このあと、手すりをつけました
毎日通る階段であることから、途中両側の間仕切り壁を利用して下の写真のように小物収納の飾り棚を5個つくりました。

私は勝手に「階段ギャラリー」と呼んでいます (^^ゞ

工事の様子


基礎工事(1)

基礎工事(2)

住宅模型

構造材加工

軸組み

屋根

壁の下地

窓サッシ

外壁

床下地

階段

電気配線

電話線

断熱材

換気システム

換気扇

水道

トイレ

風呂

内装壁

天井

フローリング

建具ドア

自作網戸



階段の製作過程

この家の階段はささら桁階段という種類のものです。
階段の設計はむずかしく、連立方程式を駆使して座標計算を行い、何度も図面を書き直しては考えました。
最も大工さん気分が味わえる工程です。
階段製作の材料搬入

メインの材料となるささら桁の松材と踏み板は、ここにはありません。後で搬入しました。
まず、踊り場の水平面をつくるための軸組みを行います。

部材に刻みを入れます。


《使用工具》
 ⇒ 丸ノコさしがねのみ電気カンナ電気ドリルドリルスタンドのこぎり
掛矢で叩いて、ホゾを差込みます。
下げ振りを用いて位置のチェック

右奥に見えるのは、踊り場をささえる柱のひとつ。
当初の設計がいいかげんで(と言うよりも、家をつくりながらたくさん設計を変更しているため)、後で独立基礎コンクリートを打ち足しています。
「平ホゾ」と「蟻継ぎ」で結合させています。
踊り場水平面を構成する柱、梁、桁のできあがり。

これが、「ささら桁」を受ける梁になります。
上部の「ささら桁」を受ける梁をかける部分の加工をします。

北側の既存の梁が寸法不足なので、強度をアップするために「まくら梁」を抱かせます。

既存の柱に「添え柱」をあててまくら梁を乗せかけるとともに、まくら梁と既存の梁をボルトで結合して密着させました。
梁を受ける部分に「大入れ蟻がけ」の刻みをいれます。
梁の端部の加工
(上下逆に置いています。)
上部ささら桁が乗る梁を、設置します。
(上2枚の写真の部材の結合です。)

セルフビルドのための豆知識


設計って?(1)

設計って?(2)

設計図を描くには?

図面の種類は?(1)

図面の種類は?(2)

欠陥住宅にならないか?(1)

欠陥住宅にならないか?(2)

欠陥住宅にならないか?(3)

道具は何が必要?

バックホウを運転するには?

バックホウ運転資格取得講習体験記

生コンの「配合」って何?

鉄筋を加工するには?

工期が長いのは悪いことか?

「力」が必要なのはどの部分か?

重い材料を扱うには?(材木)

重い材料を扱うには?(屋根材)

重い材料を扱うには?(壁材)

模型をつくろう(1)

模型をつくろう(2)

模型をつくろう(3)

墨付けの原理

墨付けの道具(1)

墨付けの道具(2)

継ぎ手と仕口

丸ノコの話

基礎工事の材料、価格などについて

材木の価格、柱など

人工乾燥材について

集成材について1

集成材について2

材木の種類や寸法について

梁や土台について

アウトレット建材店について

建築資材の手配について

トップライトの話

屋根の勾配のことなど

屋根工事の話

設備との関係

電気配線工事の話(1)

電気配線工事の話(2)

第二種電気工事士の資格を取るには? 筆記試験編

第二種電気工事士の資格を取るには? 技能試験編

自分で電気配線工事をする手順
 
階段本体の加工に取り掛かります。

「ささら桁」の部材は、厚さ6cmの無垢の松材を使いました。
基準線を墨打ちし、さしがねをあててステップ部分の墨付けをします。

さしがねと基準線の交点から、さしがねの端部までの距離A、Bが、それぞれ蹴上げ(垂直高さ)、踏み面(水平距離)となります。
上部のささら桁のできあがり。

上部は6段、下部は8段としました。

この家の階段は「ささら桁階段」という種類のもので、比較的明るく開放的な空間になる一方、桁そのものがすべて見えることになるため、デザイン的要素も重要になります。

この後、桁材にサンダーをかけてつるつるに磨きました。
桁の上端部の加工

梁に施した蟻ホゾ穴に落とし込み、羽子板ボルトで緊結することになります。
上下梁間の実際の距離を測り、ささら桁の、計算上求めた線で墨付けしたものを微調整します。

ひとりの作業なので、木材を掛け渡して2階に登り、材に印をつけてからその距離を測るというやりかたです。

この距離測定を間違えると水の泡になるのです。
ささら桁端部の、梁への落としこみ。

ささら桁が斜めにかかる部材であることから、一方だけを上から叩き続けても入りません。

下端を2、3度叩いては2階に登り、上端を2、3度叩いては1階に戻り・・・ということを何度も繰り返して、最後にはきっちりとはまりました。
ささら桁の取り付け風景

仮説足場に左足、踊り場の梁に右足を乗せて、両手でささら桁を持ち上げ、両端の仕口に落とこみます。
下部ささら桁の下端の様子

受け梁の左端が、土台ではなく大引きになったため、補強のために束を1本立てました。これで強度はバッチリ。
ささら桁取り付け完了
階段室を真横から見たところ
ささら桁の周囲に床断熱材をはめ込みます。

写真左端に見える穴は、
床下点検口です。

手すりを受ける「親柱」という柱を先に取り付けるのを忘れていたため、この断熱材はこの後とりはずし、再度やりなおす羽目になりました。
踏み板を乗せてとりあえず作業終了

踏み板は階段室の内装が終わってから正式にささら桁と緊結するので、取りあえず乗せているだけです。

作業のため頻繁に歩くので、踏み板のカンナがけや手すりの取り付けも後まわしです。

踏み板は、少々値は張りましたが、青森ヒバの無垢の厚板を使いました。

階段を通るたびにほのかにヒバの香りがしていい気分です。

階段を2階リビング側から見たところ

踊り場があるため、あまり恐怖感はありません。

勾配もやや緩めでちょうど良く、思い通りに仕上がりました。

このあと、ツーバイ材を使って手摺を自作しました。
  こうなりました

 
 




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