DIY 日曜大工で家をつくる
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DIYで引き違い戸(窓・鍵付き)を作る

自宅横の小屋(工房)に作った玄関引き戸です。

過去にもDIYで木製引き戸を自作してきましたが、それは同じレールの上を滑って両開きになる、こんなタイプだったのですが、

今回は、限られた開口部枠の中で開閉しなければならないので、2本のレールを使った引き違い戸。つまりこんな感じです。
引き違い戸は、@開閉に場所を取らない。 A人の出入りが楽 Bいざというとき、扉をはずして大きなものを運び入れることが出来る。  と、メリットが多いのですが、

自作するにあたって心配だったのは、
@精度よく作らないとうまく開閉しない、または隙間が多くなりそう。 A引き違い戸に適した鍵はあるのだろうか?

ということでした。

作ってみると両方とも解決し、うまく(自己満足できるレベルには)出来ました(^^)


引き違い戸の鍵


戸の本体を作る前に、まず最初に考えたのが鍵のこと。

これまで作った両開きの引き戸なら、合わせ目のところに掛金+南京錠をかけておけば問題ないですが、引き違い戸に適した鍵があるのかどうか知りませんでした。

で、探してみたら有った有った、有るじゃないですか〜(^^)


れがホームセンターで購入した、和気産業さんのシリンダー栓錠というもの。

用途は「玄関や勝手口の木製引き違い戸の戸締りに」と書いてあります。扉の厚み33ミリ以下に適用です。
価格は1800円ほどだったと思います。

これは外側からしか鍵をかけられませんが、私の目的は夜間の戸締りなので、これで十分です。

ちなみに他社商品ですが、同種の鍵をネット販売しているところもあるようです。
⇒ アルファ プッシュ式シリンダー栓錠

鍵の取り付け加工

鍵には♂側のパーツと♀側のパーツがあり、それぞれを引き違い戸の木枠に掘り込みを入れて埋め込みます。

取り付け加工に必要な工具は、ドリルとノミです。
♂側のパーツを埋め込む穴と座堀り。

この鍵のシリンダーはφ18.2ですが、私は20ミリのフォスナービットを持っていたので、丁度良い径の穴をあけられました。

画像表側に見える面が、扉どうしの合わせ面になります。
今度は♀側の加工。

丸穴のプラスチック製受け座を埋め、長円形穴のあいた金属プレートで蓋をするので、やはりドリルとノミで掘り込みします。
加工の最大のポイントは、♂側と♀側の穴位置をピッタリ合わせられるかということ。

そのため、まず扉本体を作って実際にレールに乗せ、引き違い戸を完全に閉めた状態で♂側の穴からフォスナービットを差し入れ、♀側の木枠表面を少し削る・・・という方法で位置合わせをしました。

大抵のものは、現物合わせが一番うまくいくようです。
♂側のパーツを取り付けたところです。これは室内側から見た画像。
ズームアップ!
外から見るとこうなります。

引き違い戸の木製枠が6センチ重なるように作ったので、重なり部分の中央、つまり端部から3センチのところに鍵を取り付けました。
鍵をしめるときは、キーをさして押し込み、そのまま横に90度捻るとかかります。
鍵取り付け完了!

扉本体の製作

例によって「かまち組み」で、2本の縦枠と3本の横枠で2枚の鏡板を挟み込む構造です。
横枠と縦枠はほぞを作らず、コーススレッドで固定しています。以前作った建具と同じやり方ですね。ワンパターンですけど(^^ゞ

かまち枠に、鏡板がはまる溝を掘っています。
引き違い戸用の鍵が、厚さ33ミリ以下に適用するものだったので、枠材は厚さ30ミリの間柱材です。

ホームセンターで、出来るだけ反れていないものを厳選して買ってきました。
間柱材は長さ3mなので、縦枠に2.1m使い、残りを横枠に流用します。
溝堀りは、かつてはこんな方法でやっていましたが、現在はテーブルソーがあるので、とても楽です。
カッター刃を装着し、正確に一発で加工できます(^^)
縦枠の下端に、戸車をつけます。
ドリルビットの芯がずれないよう、穴の中心に錐を刺してから・・・
ドリルで穴をあけ、ノミでさらって戸車の穴を掘っています。
窓をつけるので、窓の枠になるパールを切り出しました。テーブルソーとバンドソーを使用。

窓ガラス替わりに、ツインカーボを溝にはめ込みます。
鏡板は厚さ15ミリのパイン材

2枚のパイン材の合わせ目に窓をもってくるので、こんな風にチェックしています。
塗装は、建物本体外壁と同じくアサヒペンの水性塗料スーパーコート

かまち枠と窓枠は青、鏡板は水色にして、コントラストを出してみました(^^ゞ
縦枠の下に戸車装着
窓枠も塗装
縦枠と横枠を組んだところで鏡板をはめ込み

鏡板どうしは、それぞれ溝を掘って雇い実を入れています。雇い実は4ミリベニヤにしました。

建具の取り付け

レールを敷く場所に、水切りを兼ねてカラートタンを貼ることにしました。

シリコンシーリング剤を、下地との接着剤代わりに・・・
L字型に折り曲げたカラートタンを貼り付けたところです。

カラートタンの上から、引き戸レールを2列、レール釘を打って取り付けました。

レールの間隔がビミョー! なんですよね〜(^_^;
引き違い戸の2枚の扉が擦らずに、且つ、あまりすき間が空かないような間隔・・・

戸車をつけた扉の現物を重ねてみて、現物合わせで寸法を決めるのが良いようでした。

上部には2枚の扉の開閉ガイドとして細い角材を3本平行に打ち付けますが、その位置や高さも、やはり縦枠を実際にレールの上に置いてみて、現物合わせで採寸。


引き違い戸を閉めたとき、両サイドにすき間ができないようにするには、建物本体の壁の垂直をしっかり取ることと、建具の製作(直角)を精度良くやらないといけないのですが、今回はなんとか満足のいく仕上がりになりました。

費用をかけるなら、調整戸車というものがあるので、これを使えば多少のガタツキは調整でき、すき間をなくすことが出来るでしょう。

ちなみに、自宅の建具はほとんどが市販の樹脂サッシですが、大きな窓には調整戸車がついていました。



ともあれ、やっと完成です(^^)v

カワイイでしょ(笑)



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